英語教師向けアクティブ英語プログラム
英語で「考えさせる教育」即ちディスカッション等を担当したい英語教師の方へ指導します。
教職者向けアクティ英語プログラムの概要
2020年に日本の教育システムは「考えさせる教育」へと変わる予定になっています。グローバル社会に通用する人材を育成する事が日本にとって、必須となるためです。ただし、現在「アクティブ・ラーニング」を指導できる英語教師が少なく、これを教えられる英語教師が必要不可欠になっています。
ABCD学院では創立以来ディスカッションおよびディベートできる人材を育成する事に注力してきました。そしてこの度、これらのノウハウを生かし、新学習指導要領に従って、英語教師をサポートまたは育成するためのプログラムを設置しました。このプログラムでは英語での論理力、説得力に焦点を当てた授業を行い、生徒に「考えさせる教育」を指導できる教師の育成を目指します。英検2級以上の先生に対し、「アクティブ・ラーニング」の指導方法を本学院でマスターしては如何でしょうか?
教職者向けアクティブ英語プログラムの内容紹介
ここでは、中学生、高校生、帰国子女の指導を行う英語教師向けの講座内容を紹介します。
英語教師は生徒のレベルを考慮して受講内容を決める必要があります。従って教える生徒のレベルに合わせ、レッスン内容を用意しています。
新・学習指導要領に対応できる、英語スピーキングに強い英語教師を育成するため、プログラムを以下の様に実施します。①プレゼンテーション、②ディスカッション、③ディベート、④クリティカルシンキングに焦点を当てたカリキュラムを導入し、「考えさせる教育」を可能とする英語教師の育成を目指します。
次のレベルに合わせ、レッスン内容を分けて用意しています。
① 高校生の英語教師向け講座(生徒英語レベル:英検準1級以上を目標)、または帰国子女中学生を対象とした英語教師向け講座
② 帰国子女高校生を対象とした英語教師向け講座
③ 生徒の学年別講座(生徒英語レベル:英検二級以上を目標)、または帰国子女小学生を対象とした英語教師向け講座
文科省の新・学習指導要領では、中学生卒業までに英検二級以上を目標としています。従って、入校に当たって、教師のレベルは生徒の英語レベルにリンクすることとします。また、英語を発信する力(レベル)は、二級以上であることが必要です。以下の表にて教師のレベルと生徒の学年及び英語スキルの関連を示します。
なお、教える立場から、各教師レベルを選抜し、そのレベルでのレッスン内容を一通り学習し、教師としてどのように生徒を指導すべきかを学ぶ必要があると考えます。
それぞれのカリキュラムは以下の様になります。生徒の学年、英語レベルに合わせてトピックスなどを変えていきます。
TA1クラス 教師レベル:英検準1級 | TA2クラス 教師レベル:英検2級 | TA3クラス 教師レベル:英検2級 | |
指導学年:帰国子女(高校生)、高校生(英検準1級以上) | 指導学年:帰国生(中学)、高校生・中学生(英検2級) | 指導学年:帰国生(小学上級)、中学生(英検準2級) | |
プレゼンテーション | ○ | ○ | ○ |
ディスカッション | ○ | ○ | ○ |
ディベート | ○ | ○ | × |
クリティカル・シンキング | ○ | × | × |
スキル別レッスン
① プレゼンテーション
自分の意見を相手に理解させ、説得力のある内容と発表力を身につける練習を行います。それにはまず、相手(外国人)が用いる構文に慣れ、スピーキング力、及びボディーランゲージ、アイコンタクトなどを身につけます。
② ディスカッション
学院がスタートして以来、ディスカッションの訓練を主目的に開発した、主に、高校生、中学生向けのテキストを用います。このテキストで取り上げられている合計30のトピックの中から、生徒のグレートに合わせ、選別していくつかを選ぶこととします。また、各トピックには各トピックに合わせたDVDを用いて、数回見聞きします。生徒はテキストを読み内容を把握し、新しい単語や用語、表現法を理解します(必要ならばディスカッションを行います)。また、用意した質問に答える練習などを行います。最後には、生徒と講師が肯定側、否定側に分かれてディスカッションします。同時に、相手が話す間に、自分の意見をさしはさむ要領の会得も目指します。これにより、形はディスカッションですが、フォーマル・ディベートの訓練も行うことができます。
③ ディベート
最初は基礎的なディベートのテキストを用いて、ディベートの決まりや順序などを学習します。十分なプレゼンテーション力を付けた上で、自分の意見を明確に且つ、説得力のある表現ができるように訓練します。賛成派と反対派の2つのグループに分かれ、ゲーム形式で、さらに時間制限を設けて対抗します。ディベートでは、それぞれのチームで適性な理由を3つ以上取り上げて説明する必要があります。同時に、相手側の理由も想定する必要があり、ブレインストーミングを行って分析しなければなりません。この実践を通して、相手の意見をも理解し、立場を逆にして意見を述べる訓練を行います。
④ クリティカル・シンキング
ある目標、または課題を持って行動する場合、それはちょうど山に登るときに例えられますが、頂点に上る道は幾つもあり、どの道が登り易いか、景色がどの道が良いのかなどを検討してルートを計画します。これと同じことで、事前に調べ、様々な要素に分けて特徴を見つけ出し、どちらのルートを選択して進むべきかの作戦を練ります。最終的に、これがベストな選択なのかを調べ、決定します。これが、クリティカル・シンキングです。この手法を用い、プロジェクトを実行するための練習を行います。このためには、虫の目ではなく鳥の目をもって大所高所から眺める訓練が必要となります。
あなたが教える生徒の英語レベルに合わせた3つの講座
受講希望者は最初にレベルチェックを受け、以下のレベルにより適当する受講内容が受けられます。